翻訳と辞書
Words near each other
・ 別間
・ 別院
・ 別院前停留場
・ 別院前電停
・ 別院前駅
・ 別除権
・ 別除権者
・ 別離
・ 別離 (1939年の映画)
・ 別離 (1974年の映画)
別離 (2011年の映画)
・ 別離 (若山牧水の歌集)
・ 別離の歌
・ 別離の肖像
・ 別雷命
・ 別雷神
・ 別項
・ 別飛
・ 別飛村
・ 別館


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

別離 (2011年の映画) : ミニ英和和英辞書
別離 (2011年の映画)[べつり]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [べつ]
  1. (adj-na,n,n-suf) distinction 2. difference 3. different 4. another 5. particular 6. separate 7. extra 8. exception 
別離 : [べつり]
  1. (n,vs) parting 2. separation
: [ねん, とし]
  1. (n-adv,n) year 2. age 
映画 : [えいが]
 【名詞】 1. movie 2. film 
: [かく, が]
 【名詞】 1. stroke 

別離 (2011年の映画) : ウィキペディア日本語版
別離 (2011年の映画)[べつり]

別離』(べつり、、) は、2011年イラン映画
第61回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品され、最高賞である金熊賞と、女優賞男優賞の2つの銀熊賞の計3部門で受賞を果たした。第84回アカデミー賞ではイラン代表作品として外国語映画賞を受賞したほか、脚本賞にもノミネートされた。
== ストーリー ==
ナデルとシミンは14年来の夫婦で、11歳の娘テルメーとテヘランで暮らしている。家族は中産階級の上流に属し、夫婦は離婚の淵に立たされている。シミンは夫と娘とともに国を出たいのだが、ナデルはアルツハイマー型認知症を患う父のことを心配し、国に留まりたいと考えている。そこでシミンは家庭裁判所に離婚許可を申請するが、認められなかったため、彼女はいったん夫の許を離れ実家に帰る。
ナデルは父の世話のためにラジエーという若く敬虔で貧しい娘を雇う。ラジエーは短気な夫ホッジャトに無断でこの仕事を得ていた。しかもホッジャトが無職のため家族の生活はこの仕事に依存していた。ある日、ラジエーはナデルの父をベッドに縛りつけ、閉じ込めて出かける。ベッドから落ちた彼は、帰宅したナデルとテルメーに意識不明で発見される。激昂したナデルは、帰ってきたラジエーを怒鳴りつけてアパートの玄関から無理に押し出し、ラジエーは階段に倒れ込む。その夜、ラジエーは妊娠していた胎児を流産してしまう。
ラジエーとホッジャトはナデルが胎児を死に至らせたとして告訴し、ナデルの裁判が始まる。
争点はナデルがラジエーの妊娠を知っていたかどうかに絞られる。ナデルは妊娠しているとは知らなかったとする一方で、自分がラジエーを押し出しても、位置や力の加減からして階段に倒れ込むことはなく、流産の直接の原因にはなりえないと主張し、逆に、父をベッドに縛り付けて放置した罪でラジエーを告訴する。ホッジャトとナデルの感情的な対立が深まり、ホッジャトはナデルの娘テルメーの学校にまで押し掛け、ナデルやテルメーを貶める発言をするなど、行動がエスカレートして行く。
一方、テルメーはナデルがラジエーの妊娠を知らなかったとする証言に疑問を抱いていた。そして、ラジエーがナデルの父をベッドに縛り付けて出かけた先が病院であると知ったナデルが、その病院を教えたのがテルメーの学校の教師で家庭教師でもあるギャーライ先生であることを知っていたことから、テルメーはナデルの嘘を確信する。ナデルに真実を迫るテルメーの姿に、ナデルは自分の嘘を認める。しかし、後日、判事に証言を求められたテルメーは父親をかばうために嘘の証言をしてしまう。
取り巻く異常な状況の中で精神的に追いつめられたテルメーを見かねた母シミンは、テルメーを守るためにホッジャトとラジエーに慰謝料を払うことで示談でおさめようとするが、ナデルは自分の罪を認めることになるとして拒否する。こうしてナデルとシミンの間の溝は一層深まって行く。
示談の話が進む中、ラジエーはシミンに、事件の前日にナデルの父が町中に出てしまい、彼をかばうために車にはねられ、その夜から腹痛がしていたとの事実を告白する。夫ホッジャトにそれを話せば殺される、しかし真実を隠して慰謝料をもらうことは罪であり、それは幼い1人娘ソマイェに災いをもたらすとラジエーは怯える。
シミンとナデル、そしてテルメーの3人はホッジャトとラジエーの家に行き、そこで慰謝料の支払いを含めた示談の手続きをする。ナデルは最後に、ナデルのせいで流産したことをコーランに誓うようにラジエーに求めるが、ラジエーは怯えて逃げ出す。それを追って来たホッジャトにラジエーはようやく真実を語る。ホッジャトは激しいショックを受け、自分の愚かさを激しく責める。
しばらくしてナデルとシミンの離婚手続きが行なわれる。両親のどちらについて行くか判事に問われたテルメーは両親の前では話せないとして、ナデルとシミンは部屋を出て行き、廊下で待ち続ける。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「別離 (2011年の映画)」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.